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公益財団法人
仙台応用情報学研究振興財団

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『さりげないセンシング』による体調管理・健康モニタリングに関する調査研究(令和4年度)

東北大学産学連携機構イノベーション戦略推進センターの研究成果である『魔法の球』による掌の表皮から得られるビデオ映像情報を解析し、個々人の体調を負担なく計測し、多種の指標を算出する技術について、介護現場などに広く展開する方法を調査・研究した。商品化を前提とした計測機器ハードウェアおよび解析ソフトウェアを実装した実証機について3社のインタビューを行い、利用者としての評価コメントを収集した。また令和5年度10月より必須となる予定の運転業務従事者等のアルコール検査に備えて、表皮情報よりアルコール摂取の有無を検知するための基礎データ収集を行った。今年度の主な活動は以下のとおりであった。

実証機に向けて直径20cm球体への測定器の実装
解析結果の表示のインターフェス定義及び開発
血中酸素濃度(SPO2)推定のデータ解析
アルコール検知のための基礎データ収集
実証機のユーザー評価

 

*学会発表
IEEE LIFE TECH 2022
Basic Approach to Estimation of Blood Oxygen Saturation Using an RGB Color Camera without Infrared Light
吉澤 誠(東北大学)、梶 功夫(研究主幹)、富樫 敦(理事・研究主幹)、他